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グリットする

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皆さんは「グリット」という言葉をご存じでしょうか?

「グリット」はペンシルバニア大学 心理学教授 アンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱する「成功を収めた人たちに共通した特徴」のことだそうです。

成功を収める要因は学歴や知能の高さではありませんでした。外見の良さでも、身体能力の高さでもありませんでした。それこそが「グリット」だったのです。

「グリット」とは、物事に対する情熱で、何らかの目標を達成するためにきわめて長い時間、継続的に粘り強く努力しやり遂げる力のことだそうです。

どのくらい継続している人が成功しているかと言えば、それこそ何年も何年も朝から晩まで夢中になって頑張り続けている人が成功するそうです。
グリットは短距離走ではなく長距離走だと表現されます。

私のクライアントでも何年も前に決めたことを、何年も何年もひたすらに続けた方、つまりグリットされてきた方が今、確実に成果をあげはじめています。「そんなことをやっても意味がないんじゃないか?」「もっといい方法があるのではないか?」「今頃そんなことをやってるの?今のトレンドは○○だよ」そんな周囲の言葉をはねのけて何年も前に一緒に決めたことを、黙々と続けていただいた方が、本当にうれしいことに骨太な成果を出しはじめてくれています。

私自身も今までにたくさんのグリットをしてきました。私は会社を興す今から10年以上前に約1年間「まぐまぐ」というメルマガ配信スタンドから日刊のメルマガを発行していました。
私はその当時、ビジネスパーソンとしての自らの現状に行き詰まりを感じていました。

しかし、私には行動を起す勇気も、行動を起す裏付けも、行動を起す自信も微塵もありませんでした。そんな時に私は私自身に毎日メルマガを発行することを課しました。それは自分を試すためでした。発行はいかなる例外もなく毎日行うことを自らに約束しました。
それができたらもう一度、自分の人生を考えてみようと思いました。その時に私はグリットしたのです。

インフルエンザにもなりました。40度の高熱の中でその日も原稿を書き発行しました。
出張先で台風に直撃され自宅に帰れなくなりました。当時はパソコンを持ち歩いていませんでしたから取引先にお願いしてそこで原稿を書きあげ入稿しました。気分がのらないとき、体調が悪いとき、家族が病気のとき、旅行に行ったとき、長期の海外出張、今日だけは休みたいと思ったことは1度や2度ではありませんでした。でもとにかく1年は続けよう。

そして私は1年間、メルマガの発行を続けることができました。その結果、何が起きたのか?

何も起きませんでした。

はじめはこのメルマガをきっかけに出版の話が舞い込んでくるのではないか?このメルマガをきっかけにコンサルティングや講演の依頼が来るのではないか?などと言う甘い期待が確かにゼロではありませんでしたが、ものの見事に何も起きませんでした。 笑

しかしすごいことが起きました。それは自分の中で。漠然としていた自らのマーケティング理論は完全に体系化できました。そこで体系化した理論や戦略が今も弊社の宝です。

圧倒的なスピードで文章が書けるようになりました。多くの方と同じように私もいわゆる「文章が書けない」人間でした。今も日本語として美しい文章は書けませんが、ビジネスの武器として使用可能な文章は高速で書けるようになりました。多くの方が勘違いをされていますがそれは私の「才能」ではありません。

今も私はグリットし続けています。昨年は毎週1本の動画セミナーを私が主宰する勉強会のメンバーに向けて配信させていただきました。配信本数は52本。辛かったです。笑 しかし動画を利用したさまざまなことを、今ではまるで電話を掛けるほどの気軽さで行えるようになりました。

そしてそれは「オンデマンド動画を併用した研修」という新しいカタチのサービスを誕生させることに繋がり、さっそく某大手企業さまとの出会いのきっかけになりました。

今年は月刊誌を刊行しています。ひとりで。みんなが驚いてくれます。辛いです。笑 でもその辛さはもはやトレーニングと同じで、毎回、爽快感すら感じることができます。
でもきっといつかこのグリットが今まで以上に大きな何かに繋がることを私は確信しています。

ぜひ皆さんも今日からグリットをはじめてください。筋トレと同じで少しだけ負荷の掛かる何か、たとえば「今日は少しお休みしたいな」「今日は少しだけ手抜きをしたいな」と思える質と量の、そして達成感や達成感の期待に満ちた何らかの行動を、情熱を持って毎日、例外なく何年も、少なくとも1年はブレずに続けてみてください。ビジネスの世界でも、成功に向けて本当に重要なことは、これだけなのかもしれません。

そして今、私は社会心理学、特に行動心理学を学びなおし、マーケティングのための心理学ではなく、マーケティングを実行するビジネスサイドの方々が「やってのける」ことができるようになるための心理学的なマネージメントのアプローチを研究しています。

そして私が進行させていただいているプロジェクトでも試験的に導入したグリットにより成果が出はじめています。これからマーケティングの学びの提供だけではなく、それを成功に結び付けるために一緒にグリットすることができる勉強会の新しい仕組みを作りたいと夢見ています。

今日できなかっことは明日もできません。
去年できなかったことは今年もできません。
そうではありませんでしたか?
でも今決めたことにグリットすれば、必ずあなたにはすばらしい何かが起きます。
それは何年も何年も先かもしれませんが、立ち止まってしまった年数と比較して、それは本当に気の遠い年数でしょうか?

グリットしましょう。

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